白い羽
脚本:木村 玲(以下R) × 監督:前野雄介(以下Y) の対談模様
interviewer 松林(以下M)

M:主人公の子が良かったけど、どこで知り合ったの?
R:私の甥っ子。クランクインは朝6時くらいに、「はい、やるよ!」って寝起きでやったから、ロイ寝癖なの。
ロイの着ている水色のパジャマが肌感がよくて、これを着ているロイを抱きしめるのが私の醍醐味なの!

M:順番通りにとったの?
Y:順番はバラバラです。スケジュールがつまってたから。

M:この撮影現場の公園いいよね?どうやって探したの?
Y::公演サイトで探したの。公園が結構好きでして。
始め、噴水がある所って探してたんだけど、なかなかなくて。吊り橋があるってことと、人があまり来ないってことが決め手で。

M:監督の演技はどうだった?
R:正吾さんと監督のギャップが良いいよね。正吾さんの演技が凄すぎて。監督のダメ感がよくでてた。

Y:そう!ダメでいいんだよ!そういう役だったから。

R:軽いよね!(笑)

M:お兄さんなの?

Y:おじさん。お母さんの弟。

M:お母さんの男じゃなかったの?

Y:違うのよね。

M:でも仕事してなさそうなダメ感あるよね!

R:そう、だから天使さんに僕たち近い気がするって言うセリフがあるの。

M:なるほどね。

M:この曲もいいよね!すごくぴったりだけどどうやって知ったの?

R:私のいとこの知り合いで、LIVEに行った時に耳にこびりついて、その日にお願いしたの。あとで、CDもらって題名見たら
「BUTTERFLY」って題名で、それもいいね!って。

Y:俺もこれを聞いて、もうイメージがピッタリで、これにしようってなった。

M:アキ叔父が弾いてたのあれなに?歯磨き?(笑)

Y:違うよ、これ、天使の家でアキ叔父と話すシーンでも流れてるよ。

R:え?ほんと?!

Y:そう、アキ叔父がロイに渡してて、それでロイがテントの中で弾いてるって言う意味なの。

R・M:へえ〜

R:知らなかった〜

M:正吾さんもいいよね?!

R:そう!歯がないのがね!

R:これもいいエピソードがあって、正吾さん、前歯を差し歯にしてたんだけど、ちょうど撮影する前日に差し歯が抜けちゃってごめんねって
言ってきて。全然いい!そっちのほうがいい!ってなってね。

M:うん、ぜんぜんいい。

M:映画を作るようになったきっかけは?

R:もともと、わたしが「かえるのおなか」という絵本を自費出版していて、
その他にもストーリーがあっていつか映画を撮りたいなって思ってたら監督に出会って、えいがやろう!と。
そう、「かえるのおなか」の絵をやってくれたサヤニーにあの絵を書いてもらったの。

M:あ!あの絵、いいよね〜

Y:俺もずっと前に映画を撮っていて、そろそろまた撮りたいと思ってたんだけど、なかなか撮れなくて。
なんか飲みに行くとれいさんがガンガン脚本を書いて持ってくるから「あー、これやるんだな」ってなったんです。

R:毎回、脚本書いて持っていっても、「ここどうなんですかね?」「ここ意味わかりません。」「はい、これダメー」とか言われて、
こんニャローって思って(笑)

Y:え?俺、「これダメ」とか言いましたっけ?

R:でも、さっき監督が言ってたけど、これやるんだなって思ったって言ってた当たりから多分本気になってきたのかな?
余計言うことが厳しくなって、2,3回けんかしたんだよね?!

Y:そう、ケンカしましたね。

M:これ撮ったのいつ?

R:3月の末から4月です。ロイの春休みを使って撮ったから。3,4日で撮ったんだよね?

Y:初め、5日あったんだけど、ちょうど「春の嵐」がきて、1日潰れちゃって。
前日から山にテント(天使の家)を張ってたんだけど、現場行ったら雨で屋根が潰れそうになってて、
カメラの刀祢平君と、岡君でびしょ濡れになりながらテントを直したんだよ。

R:で、撮影出来る時間が削れちゃったから、その夜コインランドリーで、ふたりで修正してね。

Y:そう!その日、家に帰ったら、電気が使えなくなってて!(笑)びしょ濡れだったから銭湯の隣のコインランドリーにいったんですよ!

R:そこで一気に脚本削り落としたんだけど、返ってシンプルにまとまって良くなったよね!

M:もう一回みたいよね。なんか、見るたびに分かって来る部分もあるよね、

R:そう!何回も見ないとわからない映画だから!

3人:笑


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